ダニ、スギアレルギーが原因の鼻炎なら 舌下免疫療法を試してみませんか? アレルギー性鼻炎に対する免疫療法は 低年齢から始めるほど効果が早く得られる と言われています。 |
一年を通してアレルギー性鼻炎を起こしている方、季節によってアレルギー性鼻炎を起こす方が、年々増え始めています。
もし、そのアレルギー性鼻炎が「スギ」「ダニ」が原因のものであれば、薬以外の治療法で根本から治せる可能性があります。
それは、治癒が期待できる「舌下免疫療法」です。
一般的な、薬物療法(内服・点眼・点鼻薬など)は、症状を軽減するだけの対処療法となり、根本解決する治療ではありません。
しかし、「舌下免疫療法」なら、患者様が悩んでいるアレルギー反応を根本から(完全寛解)させることができるのです。
アレルギー性鼻炎に対する免疫療法は、低年齢から始めるほど効果が早く得られると言われています。
ダニや花粉に過剰反応する体質そのものを改善する治療が免疫療法です。
舌下免疫療法は、1日1回舌の下にアレルギーの原因物質のエキスを含み、 口腔内の血管から体内に吸収させる(舌下投与)ことで、アレルギー反応を 起こしにくい体質を作り出す方法です。
●治癒もしくは長期寛解(治療後に効果が長く続く)が期待できる
●注射のように痛みがない
始めの1ヶ月は副作用がないか確認するため、2、3回来院いただきますが、その後は月1回の経過観察を受けながら、自宅で毎日1錠ずつ舌下投与(舌の裏にのせる)するだけなので、忙しい方でもお子様でも簡単に治療を続けることができます。
と確定された患者様のみが、受けることのできる免疫療法です。
そのため、まずは、アレルギー性鼻炎の原因が何かを特定することから始めます。
スギが原因の花粉症を改善する
舌下免疫療法
↓
シダキュア
ダニが原因のアレルギーを改善する
舌下免疫療法
↓
ミティキュア
アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどのアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)によって生じる病気です。
かぜでもないのに、くしゃみや鼻詰まりなどの、さまざまな症状が生じる時にはアレルギー性鼻炎の可能性があります。
そのアレルギー性鼻炎には、通年性のものと季節性のものがあります。
ハウスダストやダニ、カビ(真菌)、ペットの毛が原因となります。季節にかかわりなく、くしゃみや鼻水・鼻詰まりなどの症状が起こる病気です。
通年性のアレルギー性鼻炎を起こす原因はハウスダストだと言われていますが、そのハウスダストのほとんどがダニということを知っていますか?
指先についたハウスダストには何万匹ものダニやダニの死骸がいると言われています。
一年を通してアレルギー性鼻炎にお悩みの方は、ダニアレルギーの可能性が高いと考えられます。
そのため、一度血液検査を行い、ダニアレルギーが原因かどうか調べてみることをおすすめします。
もし、ダニが原因のアレルギーとわかれば…アレルギー性鼻炎を根本から治せる可能性があります。
それが、ミティキュアによる舌下免疫療法です。
花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となりなますが、スギが原因の花粉症の方が多いと言われています。
花粉症は、花粉が飛んでいる一定の季節に限り、くしゃみ・鼻水・鼻詰まりなどの症状がでるため、季節性アレルギー性鼻炎と呼ばれています。
スギは春先に飛んで、花粉症を引き起こします。
もし、春に症状がひどくなる方は、スギ花粉の可能性が高いと考えられます。
ぜひ、スギのアレルギーがあるかどうか血液検査を行うことをおすすめします。
もし、スギが原因のアレルギーとわかれば、アレルギー性鼻炎を根本から治せる可能性があります。
それが、シダキュアによる舌下免疫療法です。
免疫療法には、舌下免疫療法の他に皮下免疫療法があります。
しかし、私達がおすすめするのは、舌下免疫療法です。
ではなぜ、舌下免疫療法をおすすめするのでしょうか?
それは、皮下免疫療法よりも、舌下免疫療法のほうが痛みを伴わず、かつ、お子様でも治療を始めることができるからです。
2年以上病院に通い、アレルギーを起こす原因となる物質の皮下注射を少しずつ注射し、少しずつアレルギーに体を慣らしていく方法です。何年も通う必要があり、毎回注射の痛みが伴う治療です。
薬を舌の下に含み、飲み込むだけの治療です。注射のような痛みがなく、月に1回来院して処方してもらうだけで、毎日自宅で口に含み飲み込むだけの治療となります。
薬を舌の下に約1分置くことができれば、お子様でも治療が可能です。
また、数年飲み続けることで、完全寛解できるのが、舌下免疫療法の一番の特徴です。
舌下免疫療法は、5歳から服用が可能ですが、判断基準は、舌下に1分間錠剤を含んでいられるかどうかがポイントなります。
そのため、小学生に入学したくらいのお子様なら大丈夫だと思われます。
※以前は12歳以上のお子様しか対象ではありませんでしたが、ダニが原因の舌下免疫療法(ミティキュア)は2018年2月、スギが原因の舌下免疫療法(シダキュア)は2018年6月から行うことができるようになりました。
舌下免疫療法は、早い時期に始めることで効果が得られやすいと言われています。
もし、アレルギー性鼻炎のお子様がいらっしゃったら、舌下免疫療法を試してみてはいかがでしょうか?
アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどのアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)によって生じる病気です。
かぜでもないのに、くしゃみや鼻詰まりなどの、さまざまな症状が生じる時にはアレルギー性鼻炎の可能性があります。
アレルギー性鼻炎があると、ほとんどのクリニックでは、その場の症状を緩和させる対症療法を行うのが一般的です。
症状を起こす物質(ヒスタミンなど)の働きや鼻の中の炎症をおさえて、症状を和らげます。 これに対して、ダニやスギに体が反応してしまう体質そのものを改善する治療が、免疫療法となります。
免疫療法は、体をアレルゲンに慣らして症状を和らげることで根本的な体質改善が期待できます。 その免疫療法には、皮下免疫療法、舌下免疫療法があります。
通年性アレルギー性鼻炎又はスギ花粉症は、問診と皮膚反応テストや血清抗体検査などの検査結果から総合的に診断します。通年性アレルギー性鼻炎検査では鼻炎の原因(アレルゲン)が特定されます。
通年性アレルギー性鼻炎又はスギ花粉症か、その他の疾患かを判断するために、症状が出る時期や程度、花粉以外のアレルギー歴を聞きます。
アレルゲンに対する皮膚の反応を調べます。
血液検査をします。アレルゲンに対する抗体の量を調べます。
鼻鏡と呼ばれる道具を使用して、鼻の粘膜を確認します。
鼻水を採取し、鼻汁中の好酸球を調べます。
検査で陽性と確定すれば、
を開始することができます。
初回は、院内で院長指導のもと、低濃度の1錠を舌下に置き、そのまま1分間待った後、つばと一緒に飲み込みます。
舌の下に置く
⇒1分そのまま置く
⇒飲み込む
⇒5分間、うがい・飲食を控える
※院長がまず飲み方の見本を見せますので、その通りに行ってください。
※飲んだあとは5分程度、うがいや飲食をお控えください。
※初回は10分適度院内にいていただき、副作用がでないかどうかを確認します。
6. 治療の効果が現れるまでには1年以上かかります
そのため、症状がある場合は今までと同様の薬物療法を行っても大丈夫です
このような症状が出た場合には状態を観察してください。何もしなくても症状が収まる場合がほとんどですが、症状がずっと続くようであれば受診をしてください。
アナフィラキシーショックなどが起こる可能性もあります。
※舌下免疫療法で重大な副作用の報告はありませんが、可能性が0とは言い切れません。
上記の症状がある場合には、すぐに救急車を呼ぶなどの対応を迅速に行ってください。
特に飲んだあと30分間、飲みはじめの頃、スギ花粉症であれば、スギ花粉が飛んでいる時期はご注意ください。
下記のような症状が現れた場合には、すぐに医療機関を受診してください。
皮 膚 | 蕁麻疹、そう痒感、紅斑 皮膚の発赤など 全身的な皮膚症状など |
---|---|
消化器 | 胃痛、吐き気、下痢など |
呼吸器 | 声がかれる、鼻がつまる、 くしゃみ、喉のそう痒感、 胸の締めつけ感、咳、 呼吸困難、 呼吸の音がヒューヒュー、 ゼーゼーする、チアノーゼなど |
目 | 視覚異常、視野の狭窄など |
循環器 | 頻脈、不整脈、血圧低下 (ふらつき、めまい)など |
神 経 | 不安、恐怖感、意識の混濁など |
特に下記のようなひどい症状があればすぐに救急車を呼ぶなどの 迅速な対応が必要です。
このような症状が出ないか、ご家族も 注意してください。
循環器 | 頻脈、不整脈、血圧低下 |
---|---|
神 経 | 意識の混濁 |
呼吸器 | 声がかれる、のどのそう痒感、 胸の締めつけ感、咳、呼吸困難、 呼吸の音がヒューヒュー、 ゼーゼーする、チアノーゼなど |
消化器 | 持続する胃痛、持続する嘔吐 |
正しく治療が行われると、初めてのスギ花粉飛散シーズンから効果が期待され、年単位で継続することで最大の効果が得られると考えています。 長期間正しい治療ができると、アレルギー症状がなくなる、治療終了後も長期にわたり症状を抑える、または症状が完全に抑えられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の使用量を減らすことができます。
正しく治療が行われると、治療を始めてから数ヶ月より効果が期待され、年単位で継続することで最大の効果が得られると考えています。 長期間正しく治療が行われると、アレルギー症状がなくなる、治療終了後も長期にわたり症状を抑えられる、または症状が完全に抑えられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の使用量を減らすことができます。
アレルギーを投与することから、服用後にアレルギー反応が起こる場合があり、まれに強いアレルギー症状が発生するおそれがあります。
シダキュアは、スギ花粉が飛んでいる時期は治療を新たに開始することができません。スギのアレルゲンはスギ花粉が原因のため、スギ花粉が飛んでいる時期はアレルゲンに対する体の反応性が過敏になっています。そのため、スギ花粉が飛んでいない時期に治療を開始します。 治療開始時期については医師とご相談ください。
少しずつアレルゲン(スギ花粉)を投与し、体をアレルゲンに慣らすことから始め、数年にわたり継続して使用します(3年以上推奨)。そのため定期的な受診が重要です。
これまでのお薬は、症状を起こす物質(ヒスタミンなど)の働きや鼻の中の炎症を抑えて症状を和らげるものです。舌下免疫療法は、体をアレルギーに慣らして、症状を和らげるため、根本的な体質改善が期待できる治療法です。
お子様も治療をすることができるようになりました。舌下に置いて薬を飲むことができる、5歳以上のお子様に対応可能です。
アレルギー性鼻炎でお悩みの患者様をこれまで多くみてきました。
症状がない方にとっては、たかが鼻炎と思われるかもしれませんが、本人にとってその症状は、生活に大きく支障をきたし、QOLを低下させてしまうほど重大なものです。
「そんな方たちの症状をどうにかしてなくしてあげたい」
そんな思いで「舌下免疫療法」を導入しました。
アレルギーの治療には、いろいろな選択肢があるため、舌下免疫療法だけでなく、患者様の希望する治療を優先した治療を行うことを第一に考えています。
当院では、必ず「舌下免疫療法」を受けるべきだとは言いません。
しかし、数年継続していただければ、症状がなくなる方が多いため、ご提案をしています。
ダニやスギ花粉は環境要因のため、治療するのではなく原因物質がないところに行けば自然とアレルギー反応が出ないため、ダニがいない環境、花粉症がない海外など環境を変えることができれば、治療する必要はなくなります。
ただ、中には環境要因を変えることができないため、治療が必要な方も出てきます。
その方には、長期に治療を行うよりは、体質自体を変えることができる舌下免疫療法をおすすめしています。
アレルギー症状は、放置するとアレルギーの度合いが感作(ひどくなる)されてしまいます。
しかし、舌下免疫療法は、投与を開始する年齢が早ければ早いほど、治りやすくなると言われています。
もし、お子様がアレルギーでお悩みなら、ぜひ「舌下免疫療法」をお試し頂きたいと思います。